ふくろうさんについて

大切なことを大切にする はたらきかた。
助けあって生きていける 地域づくり。

私たちは生活クラブの山梨県 峡北エリアで「ふくろうさん労働者協同組合」を立ち上げました。生活クラブのパートナーとして、消費材の個配を希望する生活クラブ組合員への配送業務を通して、生活クラブの事業と運動を伝えます。大切にしていることを大切にしていけるよう、雇われないはたらきかたで、助け合って、主体的に生きていける地域をつくっていきます。

なぜ「ふくろうさん」?

 「ふくろうさん」という名前は、豊かな森と知恵の象徴である「ふくろう」と、日照時間が日本一のこの地域にちなんで、燦々と降り注ぐ「太陽(sun)」とを組み合わせたものです。「福朗」という字をあてれば、消費材を届けるだけでなく、「福」を「朗らか」に届ける、個配を楽しみに待ってもらえるような配送をしたいという想いにもつながります。

豊かな自然は素晴らしい!
けどそれだけで生きていける?

 この地域は、八ヶ岳、南アルプス、茅ヶ岳といった山々に囲まれ、豊かな自然に恵まれています。田舎暮らしに憧れて都会から移住し、農業や家庭菜園、手仕事のアトリエ、小さな自営業に携わる人の割合が多く、その数は年々、増え続けています。忙しい都市生活者とはちがった時間感覚や価値観をもち、自然と親しみ、家族や身近な人との交わり、自分らしさを大切にするライフスタイルを主体的に選択している人が少なくありません。仕事、子育て、介護、コミュニティーなどいくつもの輪が重なる「豊かな暮らし」全体を、効率や経済性最優先でなく人とのつながりを、自己実現や居場所づくりを大切にしたいと私たちは考えます。

つながりが大事

もともと血縁社会が強い地域ではありますが、移住者には親戚が近くにいない場合も多く、特に高齢化するほど、家族以外と信頼関係でつながるネットワークがあるかどうかが、日々の暮らしの安心や生きがいに関わって来ます。ふくろうさん労働者協同組合での仕事が、人を助け、人に助けられながら生きていくことのできる地域づくりにもつながることを願っています。少子高齢化が進む中で、ひとりひとりが孤立しないネットワークをつくり、やがて自分たちが高齢になっても、この地域にずっと楽しく、生きがいを感じながら住み続けていけるようでありたいです。

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